甲斐拓也・岸田行倫・大城卓三・小林誠司は巨人軍のキャッチャーです。甲斐拓也がフリーエージェントで巨人軍に加入したことにより、他の3選手の役割がガラリと変わってしまいました。現状どうなっているのかデータで読み取りましょう。2025 4.13(日)サンデーPUSHスポーツ
基本プロフィール比較表
項目 | 甲斐拓也 | 岸田行倫 | 大城卓三 | 小林誠司 |
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生年月日 | 1992/11/05(32歳) | 1996/10/10(28歳) | 1993/02/11(32歳) | 1989/06/07(35歳) |
身長/体重 | 170cm/87kg | 176cm/88kg | 187cm/95kg | 180cm/88kg |
ドラフト | 2011年育成(福岡) | 2017年2位(巨人) | 2017年3位(巨人) | 2013年1位(巨人) |
2025年年俸 | 2億1000万円[※] | 4300万円 | 1億6000万円[※] | 4000万円[※] |
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2024年シーズン主要成績
打撃成績
選手 | 打率 | 試合数 | 本塁打 | 打点 | 盗塁阻止率 | OPS |
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甲斐拓也 | .261 | 112 | 10 | 45 | 42.3%[※] | .721 |
岸田行倫 | .242 | 88 | 4 | 26 | 47.5% | .618 |
大城卓三 | .254 | 67 | 2 | 12 | 非公表 | .689 |
小林誠司 | .189 | 27 | 0 | 3 | 非公表 | .523 |
守備特徴
選手 | 強み | 実績・評価ポイント |
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甲斐拓也 | 二塁送球最速1.71秒[※] | 2017年ゴールデングラブ賞・ベストナイン |
岸田行倫 | 盗塁阻止率リーグトップ | 2020年打率.302の広角打法 |
大城卓三 | 187cmの大型フレーム | 代打要員(左投手対策) |
小林誠司 | ベテランリード力 | WBC日本代表(2017)・ノーノーリレー経験 |
ドラフト背景
選手 | ドラフト評価ポイント | 契約金 |
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甲斐拓也 | 育成選手→強肩で逆転プロ入り | 非公表 |
岸田行倫 | 社会人時代の強肩(二塁送球1.9秒台) | 7000万円 |
大城卓三 | 大型捕手の打撃力 | 6000万円 |
小林誠司 | 社会人ベストナイン(打率.386) | 非公表 |
2025年チーム内役割
選手 | 定位 | 主な起用パターン |
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甲斐拓也 | 正捕手 | 先発マスク・クリーンアップ打線 |
岸田行倫 | 準正捕手 | 甲斐休養時の先発・守備要員 |
大城卓三 | 代打兼サブ捕手 | 左投手対策・代打 |
小林誠司 | ベテランリーダー | 若手投手リード・緊急出場 |
特徴的なデータポイント
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甲斐拓也
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5年15億円の大型契約(2025~2029)
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投手との「表情での会話力」が阿部監督に評価
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岸田行倫
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高校2年秋に遊撃手→捕手転向(チーム事情)
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父親は古田敦也と正捕手争い経験あり
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大城卓三
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2024年年俸1億3000万円→2025年1億6000万円(打撃評価)
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代打成功率.214(課題あり)
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小林誠司
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2017年WBC日本代表正捕手
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2024年年俸7000万円減(3000万円→4000万円で再契約)
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※印は過去の報道・推定値を含む
※甲斐拓也のデータは巨人移籍後の新規契約反映
甲斐拓也選手の巨人加入により、チームのキャンプは以下のように変化しました:
リーダーシップの明確化
甲斐の「圧倒的な経験値」と「日本一実績」が、若手投手を含むチーム全体に安心感を与えています。
宮崎キャンプでは、戸郷翔征投手の力強いボールを甲斐のミットが正確に収める音が練習場に響き、投手陣の自信を醸成しています。
阿部慎之助監督は「甲斐の存在が若手投手の底上げに直結する」と評価し、キャンプ全体の指導効率が向上しました。
捕手陣の再編成
甲斐の正捕手就任により、岸田行倫・大城卓三・小林誠司の役割が再定義されました:
岸田:甲斐の休養時の先発候補として「盗塁阻止率47.5%」の強肩を磨く
大城:一塁兼務や代打要員としての新たな可能性を模索
小林:ベテランとして若手投手のリードに特化
戦術の多様化
甲斐が持つ「相手チームの徹底的なデータ分析力」がキャンプ練習に反映され、投手ごとの配球パターンが細分化されました。
さらに、甲斐自身がリズムトレーニングやヒップホップを取り入れた自主練を実践し、チーム全体のフィジカルトレーニングに新たなアプローチが加わっています。
阿部監督とシナジー
甲斐が阿部監督の現役背番号「10」を継承したことで、両者の信頼関係がキャンプ初期から構築されました。
阿部監督は甲斐に直接打撃指導を行うなど、「投手リードだけでなく打撃面でも20本塁打級の潜在能力を引き出す」という新たな目標が設定されています。
チーム文化の変化
ソフトバンク時代の「勝利のDNA」が巨人に流入し、キャンプ中の食事時にも他球団出身選手との情報交換が活発化。
甲斐が「若い選手の動きから刺激を受ける」と語るように、新加入選手とベテラン層の相互影響がチームの結束力を高めています。
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