上沼恵美子と夫・上沼真平の関係について
上沼恵美子と夫である上沼真平さんの関係は、約47年にわたる結婚生活を経て、現在は「週末婚」という形態をとっています。
この関係には、長年の結婚生活で積み重ねられた価値観の違いや、夫婦それぞれの生活スタイルの他、年収の違いもあります。
以下に、二人の関係性について詳しくまとめます。
1. 結婚当初から現在までの経緯
上沼恵美子と上沼真平さんは1977年5月22日に結婚しました。
当時、上沼恵美子は22歳で、「あなたの子どもが欲しい」と熱烈にアプローチして結婚に至ったと言われています。
結婚当初、上沼恵美子は夫に対して強い愛情を抱いていました。
「主人のことが大好きでした。姑が何を言おうと何をほざこうが何ともなかったです」と語っているように、結婚生活の初期は夫婦関係が良好だったことがうかがえます。
しかし、結婚生活が長くなるにつれて、夫婦間で価値観や生活スタイルの違い、それに年収の違いが浮き彫りになりました。
上沼恵美子は「尽くしすぎて息が切れた」と語っており、特に夫が定年退職してからはその傾向が顕著になったようです。
2. 別居(週末婚)に至る理由
上沼恵美子が別居(週末婚)を選んだ理由には、複数の要因があります。
(1) 夫源病(ふげんびょう)
上沼恵美子は、夫との生活がストレスとなり、自身の体調にも影響を及ぼしていたことを明かしています。
「夫源病」と呼ばれるこの状態は、夫の言動がストレスとなり、不眠、めまい、動悸、うつなどの症状を引き起こすものです。
これが別居(週末婚)を決断する大きなきっかけとなりました。
(2) 経済的負担
夫が定年退職後、年金を自分で管理しつつも、そのほかの生活費やハワイの別荘維持費などは主に上沼恵美子が負担していたとされています。
上沼は「ハワイの別荘に友達連れてゴルフずっと行ってたんですわ。ホノルルのホテルって高い。それをただで全員で泊まってね」と語っており、この経済的な負担感も別居という選択に影響を与えた可能性があります。
(3) 価値観や役割の変化
夫婦として40年以上ともに過ごす中で、上沼恵美子は「笑いのツボ」や「価値観」が合わなくなったと感じるようになりました。
また、夫が定年後に頼りなくなり、自分自身が家庭内で過剰に尽くしていることへの疲労感もあったようです。
(4) 新しい人生への希望
還暦を迎えた上沼恵美子は、「これからの人生を自分らしく生きたい」という思いから別居という形を選びました。
一緒に暮らすことで感じるストレスよりも、お互いに距離を置くことで得られる自由や快適さを重視した結果です。
3. 現在の「週末婚」の形態
現在、二人は「週末婚」または「別居婚」という形態をとっています。
具体的には以下のような生活スタイルです:
•平日は夫・上沼真平さんがマンションで一人暮らし。 •週末になると夫が上沼恵美子の家に帰り、一泊して朝食を共にする。 •朝食後には「チャオ」と言って帰るというルーティン。 この距離感について、上沼恵美子は「ちょうどいい感じ」「別居がベスト」と評価しています。週末だけ会うことで、お互いに適度な距離感を保ちながら関係を維持できているようです。 |
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上沼は「帰ってきてくれたらほっこりする」「味方なんやなと思う」と語っており、週に1回の共同生活を通じて、夫婦関係を維持していることがうかがえます。
4. お金と別居婚
二人の「週末婚」において、お金が直接的な理由となっているわけではありません。
ただし、経済的な側面が間接的に影響している可能性があります。
(1) 上沼恵美子の経済力
上沼恵美子は現在もテレビやラジオ番組への出演などで高額な収入を得ており、自立した経済基盤を持っています。そのため、夫婦間で金銭的な依存関係は少なく、お互い独立した生活スタイルを維持できています。
上沼恵美子の現在の収入は、推定で約2億円前後と考えられます。
この収入は主に以下の源泉から得られています:
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テレビ番組出演料:
『上沼・高田のクギズケ!』の出演料は1回約150万円と推定されています。 -
ラジオ番組出演料:
『上沼恵美子のこころ晴天』などのラジオ番組からの収入があります。 -
イベントやコンサート収入:
具体的な金額は不明ですが、収入源の一つとなっています。 -
YouTube収入:
自身のチャンネル『上沼恵美子ちゃんねる』からの収益があります。
テレビとラジオの冠番組だけでも年間約1億4,400万円の収入があると推定されています。
これに加えて、イベント出演やYouTube収入を合わせると、2億円近い年収になると考えられます。
上沼恵美子の収入は、一般のタレントや日本の平均年収と比較しても非常に高額です:
一般タレント平均:約1,700万円
日本の平均年収:約402万円
上沼恵美子の推定年収は日本の平均年収の約50倍にも達しています。
なお、過去の最高年収時には3億円以上を稼いでいたとされていますが、現在は冠番組が減少したため、やや減少しているものの、依然として高額な収入を維持しています。
5. 離婚を考えた経緯
上沼恵美子は約8年前(2017年頃)に夫に離婚を切り出したことがあります。 イタリア旅行中のフィレンツェのレストランで、「これからの人生、別々に歩いてみませんか?」と提案したそうです。しかし、夫はこの提案に激怒し、テーブルを叩いて「いい加減にしろ!」と怒ったといいます。 この出来事以降、上沼恵美子と夫は別居生活を始めることになりました。 |
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上沼は離婚を切り出した当時を振り返り、「あの時はやっぱりちょっとなんとなく突っ走ってたかな」「違う人生を歩みたい気持ちもあった」と語っています。
しかし、現在では「今、後悔しています」とも述べており、離婚ではなく別居という形を選んだことに一定の満足を感じているようです。
6. 今後の見通し
(1) 離婚の可能性
上沼恵美子は過去に離婚も考えたことがありますが、「財産分与など煩雑な問題」を理由に最終的には別居という形に落ち着きました。
何と言っても収入が違いすぎます。
そのため、現時点では離婚する可能性は低いと考えられます。
上沼は「離婚はしんどそう。手続きもいっぱいあるし、もう1回傷つくから、向こうがこのまま死んだりしてくれたら…」と語っており、離婚よりも現状維持を望んでいる様子がうかがえます。
(2) 老後について
上沼恵美子自身、「病気になったら放っておけない」と語っており、お互い老後には支え合う必要性を感じているようです。
ただし、それでも同居には戻らず、現在の距離感を維持する意向です。
(3) 現状維持
二人とも現在の「週末婚」の形態に満足しており、大きな変化なくこのスタイルを続けていく可能性が高いです。適度な距離感がお互いにとって最適だという認識があります。
7. まとめ
上沼恵美子と夫・上沼真平さんの関係は、一見すると複雑ですが、その背景には長年連れ添った夫婦ならではの深い絆と現実的な選択があります。
別居という形態を選びながらも完全に関係が切れているわけではなく、「週末婚」を通じて適度な距離感と自由さを保ちながら関係を続けています。
何と言っても自分で稼いだものを自由にできるという喜びもあるわけです。
このスタイルは、お互いの精神的・身体的健康やライフスタイルへの配慮から生まれたものであり、「結婚」という枠組みに縛られない新しい夫婦像とも言えるでしょう。
今後も二人はこの距離感を維持しつつ、それぞれ自立した人生を歩んでいく可能性が高いです。
上沼恵美子と上沼真平さんの関係は、長年の結婚生活を経て進化し、互いの個性と自由を尊重しながら、なお深い絆を保っている例と言えるでしょう。
彼らの選択は、現代の高齢化社会における新しい夫婦のあり方を示唆しているかもしれません。
2025.3.14 20:00 坂上サンド東北旅
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